自己強化として使える「好子」にはどんなものがあるか。
生起頻度の低い行動は、生起頻度の高い行動で強化できるという「プレマックの原理」を活用することもできる。
それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で347回目となる。
【引用はじめ】
心理学者プレマックが発見した原理に、生起頻度の低い行動は、生起頻度の高い行動で強化できるというものがある。
親が子どもに、「宿題が終わったら、テレビを見てよい」と言って、子どもに宿題をやらせる。
テレビを見るという生起頻度の高い行動を好子にして、宿題をするという生起頻度の低い行動を強化するやり方だ。
やるべきことをしたら彼氏に電話をしてもよい。映画を見る、ドライブに行く、というように使う。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.283~p.284、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
「プレマックの原理」は応用範囲が広い。
日常的な活動において使うことができる。
部屋の掃除が終わったら、ゆっくりソファに座って読書できる。庭木の剪定が終わったら、妻と談笑する。
こうしたことによって、ちょっと先送りしてきた行動もやる気になるものだ。
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