ターゲット行動を改善するために、ABC分析するわけだが、「A:先行条件」と「C:結果」の取り組み事項に関する内容を書き出してみるといい。それを実際取り組むとなると、どんな問題が生ずるか予想してみる。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第104回目である。
【引用はじめ】
行動の前後を変える取り組みは、最初はアイデアベースで、できる・できないなどは気にせず、どんどん出していきましょう。従業員の研修の一環や、改善プロジェクトなどでのワークで、参加型で実施するのです。
そして、たくさん出てきたアイデアを、実行レベルで検討していくための「改善実施シート」などに書き出すのです。その取り組み事項について次の4つの目線から検討し、取り組み事項の優先順位を決めていきます。
- 楽しめるものかどうか
- 実行する側、される側に負担がかかるものか
- 継続して取り組めるようなものか
- コスト(お金・時間・労力など)が必要になるものか
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.116
【引用終わり】
ターゲット行動の改善で、「A:先行条件」と「C:結果」をどのように取り組むか検討する。そして、これらに関してさらに4つの観点から問題を深堀するといい。
「楽しめるか」「負担かかるか」「継続できるか」「コストかかるか」の4つだ。それを明らかにすればなおやり易いものを選べることができるだろう。
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