「口頭で上司に報告する」などのターゲット行動を実現するために、その前後の「A:先行条件」や「C:結果」についてさまざまアイデアを出し合う。そのアイデアを実行してみたらどうなるか。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第107回目である。
【引用はじめ】
複数人で改善案を出し合うといろんなアイデアが出てきます。そこから絞って、取り組み施策を決定していきましょう。
取り組み施策は、一つだけ絞る必要はなく、コストがかからず、すぐにできるようなものであれば、複数の施策を同時にスタートさせても大丈夫です。
もう一つ大事なことは、ここで決める取り組みは、「やってみないとわからない」ということです。これを頭に入れておかないと、うまくいかない理由を「うちには向いていない」とか「意識が低いから続かない」というように、個人に攻撃が向いてしまうことになります。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.119~p.120
【引用終わり】
ターゲット行動がうまくいくように、アイデアの中から決定した取り組み施策をやってみる。うまくいったら続ければいい。うまくいかない場合は、次のアイデアを試してみる。
こうした試行錯誤によって、より良いアイデアを決定することになる。
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