ターゲット行動を実現するには、その前後の関係に着目するのが、ABC分析である。「A:先行条件」についてどうするか、アイデア出して書き出してみるのである。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第105回目である。
【引用はじめ】
「改善実施シート」の「A:先行条件」アイデア欄には、4つの視点から検討した評価を「◎・◯・△・✕」の4段階で記入していきます。
「A:先行条件」での取り組み事項の検討
- 「先行条件」アイデア➡上司は必ず「報告ありがとう」というルール
- 楽しいかどうか ◎
- 負担は少ないか ◎
- 継続できるか ◯
- コストは少ないか ◎
2. 「先行条件」アイデア➡帰りに10分、報告の時間がある
- 楽しいかどうか △
- 負担は少ないか ◯
- 継続できるか ◯
- コストは少ないか △
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.118
【引用終わり】
ABC分析でも、「A:先行条件」をどうすべきかをさまざまアイデアを出して、「楽しいか」「負担少ないか」「継続できるか」「コストは少ないか」の観点について、優先度(◎・◯・△・✕)をつけてみる。
それによって、実行できるかどうか判断しやすくなる。
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