2021年10月28日木曜日

「自ら行動する」を具体的な行動に変換する

 「自律型社員」は、「自ら考える」「自ら判断する」「自ら行動する」ことが具体的な内容である。

 これらは「デッドマンテスト」ではクリアしても、「ビデオカメラテスト」ではクリアできない。今度は、「自ら行動する」ことを、「ビデオカメラテスト」においてクリアできるようにすることが必要である。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第118回目である。

【引用はじめ】

 「自律型社員」をめざして、今、その場でできないことは、明日も明後日も、1年後もできません。ビデオカメラテストで、具体性をチェックすることは、一歩踏み出す行動にしておくという意味で、非常に重要なのです。「自律型社員」の定義の三つ目である「自ら行動する」を具体的な行動にしてみます。

  • 指示が出る前に、仕事を始める(仕事はその人の実業務)
  • 自分の仕事が終わった後、新たな仕事を始める
  • 立候補を集うようなときには、手をあげる
  • 会議では、必ず意見をいう
  • 難易度の高い仕事も、できないと言わずにやり始める

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.132~p.133

【引用終わり】

 「自ら行動する」ってどんなことが具体的な行動と言えるのか。

 「指示がなくてもすぐ仕事を始める」、「難しい仕事も率先してやる」、「積極的に意見を述べる」などがあげられる。こうしたことができる人が「自律型社員」とよべる。 

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