「自律型社員」は、「自ら考える」「自ら判断する」「自ら行動する」ことが具体的な内容である。
これらは「デッドマンテスト」ではクリアしても、「ビデオカメラテスト」ではクリアできない。今度は、「自ら行動する」ことを、「ビデオカメラテスト」においてクリアできるようにすることが必要である。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第118回目である。
【引用はじめ】
「自律型社員」をめざして、今、その場でできないことは、明日も明後日も、1年後もできません。ビデオカメラテストで、具体性をチェックすることは、一歩踏み出す行動にしておくという意味で、非常に重要なのです。「自律型社員」の定義の三つ目である「自ら行動する」を具体的な行動にしてみます。
- 指示が出る前に、仕事を始める(仕事はその人の実業務)
- 自分の仕事が終わった後、新たな仕事を始める
- 立候補を集うようなときには、手をあげる
- 会議では、必ず意見をいう
- 難易度の高い仕事も、できないと言わずにやり始める
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.132~p.133
【引用終わり】
「自ら行動する」ってどんなことが具体的な行動と言えるのか。
「指示がなくてもすぐ仕事を始める」、「難しい仕事も率先してやる」、「積極的に意見を述べる」などがあげられる。こうしたことができる人が「自律型社員」とよべる。
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