部下が報告をしやすい事前の状況があれば、報告する苦手な部下でも報告することを繰り返すようになる。
上司が部下の報告を笑顔で受け入れたり、報告に対して適切なアドバイスをしてくれなんてことがわかっていれば、上司を避けがちな部下も報告するようになるのだ。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第102回目である。
【引用はじめ】
行動を引き起こしやすい事前の状況をつくっておき、報告したらよい結果が出る。そして、どんどん報告するしくみが会社に出来上がる。最初は報告が苦手で、報告できない人も、この職場ならできるように育成されていく―となって、これがその会社の「職場風土」となるわけです。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.115
【引用終わり】
部下が報告する事前の状況はどうなっているかで、部下の行動も変わってくる。
ターゲット行動「B:行動」に関して、「A:先行条件」がどうなっているか。この場合の行動は、「報告」である。その「A:先行条件」を工夫することで、「報告する行動」が変わってくるのてある。その工夫が大事てある。
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