行動を制御する原理として「強化」と「消去」について今まで説明してきた。次に、強化の反対の原理として「弱化」がある。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第27回目となる。
【引用はじめ】
弱化
行動⇒直後に嫌なことがある 「不快感、苦痛」「心地のよさの消失」(「繰り返し体験」「強烈な体験」)⇒その行動をしなくなる
以上、人の行動を制御する3つ目の原理は、弱化である。
弱化とは、
- ある行動をした直後に
- 嫌なことがある(不快や苦痛を感じたり、心地よさが失われること)と、
- その行動をしなくなる
という原理である。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.33
【引用おわり】
弱化は、行動の直後に嫌な体験が繰り返されることで、その行動をしなくなってしまうことである。ネガティブなものであり、やむを得ず必要な場合がある。問題行動があるケースに、こうした手立てを用いなければならない。
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