子どもが勉強する行動の直後には、強化・消去・弱化などが働く。勉強好きな子にしたかったら、強化されるようにすることだ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第32回目となる。
【引用はじめ】
弱化を強化に転じる
《弱化》
↓ (直前)遊べる⇒(行動)子どもが勉強する⇒(直後)遊べない
↓
《強化》
(直前)遊べない⇒(行動)子どもが勉強する⇒(直後)遊べる
勉強好きな子どもを育てようと思ったら、いかに強化を多くし、弱化を少なくするかがポイントとなるのである。たとえば今、「勉強するとゲームができなくなる」という弱化が働いているなら、これを「勉強したらゲームができる」という強化にすれば、弱化が減って強化が増える。具体的には、ゲームは親が保管し、勉強したら使わせてあげる、などの方法が考えられる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.37~p.38
【引用おわり】
勉強するにしても、それを妨げるいろんなことがある。その妨げることを上回るようにするにはどうするか。勉強したら強化されるようにすることである。勉強を妨げるようなことを上回る強化を増やすのである。それが勉強好きな子に育てることになる。勉強したら、ゲームができる。勉強したら、好奇心をかきたてられる。といった勉強した直後に強化されるようにするのである。
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