強化のしかたによって、行動をするかしないかその効果が違ってくる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第40回目となる。
【引用はじめ】
連続強化と部分強化
連続強化 行動するたびに強化する/されること
部分強化 何回かに一回だけ、行動の後に強化する/されること
ある行動をするたびに強化をすることを連続強化、何回かに一回強化することを部分強化という。
連続強化には行動を早く身につけさせる効果があり、部分強化には行動を維持させる効果がある。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.48
【引用おわり】
行動の直後に連続的に強化すると、その行動は早く身につけさせることができる。目的の行動をしたら何回かに一回しか強化しない部分強化では、行動を身にさせるには時間がかかるが、行動を維持し続ける効果はある。
新しい行動を身につけさせるにはまず連続強化を用いる。その行動が安定して自発するようになったらだんだんと部分強化をするようにし、その部分強化の回数も減らすようにする。部分強化でも行動が維持できるようにするのだ。
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