子どもが勉強しても、「親の褒め言葉がない」「好奇心が満たされない」などであれば、勉強を続けようとしなくなる。「消去」の例である。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第20回目となる。
【引用はじめ】
消去の例
(直前)親の褒め言葉なし⇒(行動)子どもが勉強する⇒(直後)親の褒め言葉なし
(直前)好奇心が満たされない⇒(行動)子どもが勉強する⇒(直後)好奇心が満たされない
勉強しても親からは褒められることも注目されることもなく、さらには好奇心が満たされることもない。そんな経験しか知らない子どもが、勉強をしなくなるのは当然のことである。
つまり、強化されない限り、人は動かないのである。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.27~p.28
【引用おわり】
子どもが勉強しようとするには、褒められたり、好奇心が満たされることが大事だ。こうした経験がない子どもは、勉強しようとはしなくなる。勉強をしむける状況がないと、子どもは勉強をしなくなるし、勉強に対する関心を示さなくなる。勉強することが、強化されるようなことがなければ、子どもは勉強しなくなってしまう。
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