2022年4月4日月曜日

自発的に勉強するようになる

 子どもを勉強好きするには、親が褒めることも必要だが、子ども自身自発的に勉強することのほうが大事だ。好奇心によって導かれる自発的な勉強である。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第15回目となる。

【引用はじめ】

 勉強する⇒好奇心が満たされて楽しい⇒さらに勉強する、という強化は、親が褒める場合と違い、本人の行動が直接結果を導き出す、行動内在的な強化である。

 親が褒めることで子どもの行動を強化しようと思えば、親は常に子どもの行動を見守っていなければならない。

 だがそれは、子どもが大きくなるにつれ、現実的に難しくなってゆくだろう。だが、行動そのものが直接的によい結果を導き出すような強化が成立すれば、子どもは親がいなくても一生懸命に勉強するようになる。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.22

【引用おわり】

 子どもとって勉強することがとても楽しいとなれば、親が何も言わなくても勉強する。そういうふうな状況をいかに作り出せるか。子どもの実情に合った内容をいかに準備できるかにかかっている。楽しく問題解決できるようにすることが重要なのだ。難しすぎず、易しすぎず、ちょうどいいレベルの内容のものである。

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