子どもが勉強しなくなるのはなぜか。遊べなくなったり、友達からからかわれるなどすると、勉強しなくなったりする。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第30回目となる。
【引用はじめ】
(直前)遊べる⇒(行動)子どもが勉強する⇒(直後)遊べない
(直前)友達にからかわれない⇒(行動)子どもが勉強する⇒(直後)友達にからかわれる
勉強が嫌いだという子どもは少なくない。そこには、消去が働いていることもあれば、弱化が働いていることもある。
たとえば子どもはゲームが好きなのに、勉強をしている間はゲームができない。すると、遊べないということが、「勉強する」という行動を弱化することになる。あるいは、勉強をしていると、友達から、からかわれることもあるかもしれない。
子どもにとって、友達の言動は強烈な影響力を持つので、やはりこのようなことがあると、子どもは勉強しなくなる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.35~p.36
【引用おわり】
子どもが勉強しなくなるのは、弱化が働くからである。勉強する直後に、遊べなかったり、友達からからかわれるからだ。勉強する行動の直後に、嫌なこと、不快な出来事があることで勉強しなくなるのだ。
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