行動をうまくマネジメントするには、3段階がある。問題を行動として把握し、原因を明確にし、変容の方策を実行するのである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第97回目となる。
【引用はじめ】
行動分析学マネジメントの基本
- 問題を行動的に解釈する
- 現在の行動の原因となっている強化や消去や弱化を明らかにする
- 行動を変えるための新しい強化/消去/弱化を計画し実行する
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.113
【引用おわり】
部下の問題を「覇気がない」と総体的に抽象的にとらえても、それを変える手がかりを見いだすことは難しい。「覇気がない」とはどういう行動のことか具体的に言い直してみる。そして、その行動はなぜ維持されているのか、その原因を明らかにするのである。そして、その行動を変えるための方策を実行してみるのである。そこには、試行錯誤することもあるだろう。その繰り返しによって、最善策を試みてより良い行動が身につくようにするのだ。
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