強化は人を伸ばす。だから、強化される機会が増えるようにするといい。そのための工夫をすることである。その中に、トークンの活用というものがある。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第88回目となる。
【引用はじめ】
強化をすれば、人は伸びる。これはシンプルかつ確実な真理である。問題は、いかに強化の機会を増やし、強化そのものを効果的に行うかである。
小さな目標をたくさん設定せよ、というのは、強化の機会を増やす工夫の一つであるが、それとはまた別に、強化の効果を高める工夫というものもある。その一つがトークンだ。
トークンは「しるし、象徴」という意味であり、何か価値あるものを象徴する代替物のことである。ポーカーチップとか貨幣などもトークンと言える。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.99~p.100
【引用おわり】
トークンとは、価値あるものの代替物である。それをうまく活用することで、行動の強化もできるようになる。貨幣はその典型とも言える。貨幣によって自分の欲しいものが手に入れることができる。行動を強化するには、貨幣は強力な代替物すなわちトークンとなる。
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