いろんな場で、行動すると、どんな結果が生ずるか。行動は、弱化されるか、消去されるか、強化されるかとなる。そうした行動の分析をABC分析という。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第74回目となる。
【引用はじめ】
ABC分析による例は次のとおりである。
A(先行条件)偉い人が集まる会議で⇒B(行動)突拍子もないアイデアを言うと⇒C(結果)白い目で見られる 『弱化』
A(先行条件)偉い人が集まる会議で⇒B(行動)突拍子もないアイデアを言うと⇒C(結果)無視される 『消去』
A(先行条件)仲間内で⇒B(行動)突拍子もないアイデアを言うと⇒C(結果)面白がられる/称賛される 『強化』
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.84~p.85
【引用おわり】
「偉い人の前」で、「突拍子もないアイデアを言うと」、「白い目で見られる」「無視される」といった弱化や消去されたりする。逆に、「仲間内で」、「突拍子もないアイデアを言うと」、「面白がられる」といった強化される。こんなふうに、同じ行動であっても、結果は違ったものなる。そのことを明らかにしようとするのがABC分析である。この分析によって、なぜ同じ行動であっても、その結果には違いがでるのかを明確にすることができる。
0 件のコメント:
コメントを投稿