部下の仕事がゆっくりで、少子としてはとても不満だ。どうやれば、部下の仕事ぶりを改善すればよいか。その部下は上司に対しては目を伏せて目線も上げようとしないから困る。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第369回目となる。
【引用はじめ】
- ゆっくり仕事をすることには、どう対処すればよいか。
- ゆっくり仕事をすれば、普通は上司のイライラした視線に出くわし、行動が弱化されます。
- つまりもっと速く仕事をしようとします。
- ですが、この人の場合は普段から目を伏せているので、上司の刺すような視線を感じずに済みます。
- 目線を上げて働くようになれば、それも変わるでしょう。
- しかし、目線を上げたら上司の刺すような視線に出くわすというのでは、目線を上げるという行動がまた弱化されかねません。
- ですから、いらついた目線というのは結局、この場合はない(しない)ほうがよさそうです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.133~p.134
【引用おわり】
上司は、部下に対して目線を上げろとか、仕事ぶりにネガティブな態度を示さないほうがいい。まずは得意そうな仕事に目を向けて、肯定的な態度で接するよう心がける。そうしたことを続けるようにする。仕事がゆっくりだということに、あまり注目しないでまずは接する必要がある。それが最初の接し方である。
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