上司にとって、頼りになる部下に対しては、挨拶に対する応答があり、笑顔やねぎらいの言葉をかける。互いの関係がよりよい。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第349回目となる。
【引用はじめ】
- お気に入りの部下には仕事のことを突っ込んで聞かない。
- それは、その「部下を信じているから」ということです。
- 上司の「お気に入り」の部下の場合、ABC分析すると次のとおりです。
- 先行条件(A):上司を見かけたとき→行動(B):挨拶する→結果(C):返事をしてもらえる 《強化》
- 先行条件(A):上司を見かけたとき→行動(B):挨拶する→結果(C):笑顔で見てもらえる 《強化》
- 先行条件(A):上司を見かけたとき→行動(B):挨拶する→結果(C):「ご苦労さま」とねぎらわれる 《強化》
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.115~p.116
【引用おわり】
上司と部下の関係がより良いものであるためには、行動の直後に強化される必要がある。部下が挨拶したら、上司は返事をする、笑顔をする、ねぎらいの言葉を言うなどだ。こうしたことが続くとますます関係が良くなる。
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