ミーティングで積極的に発言するようにしたい。上司は部下に対してそう思っている。それが、なかなかうまくいかない。どうしたらいいだろう。どのように強化すればよいか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第363回目となる。
【引用はじめ】
- ミーティングなどで発言するようにするには、どうしたらよいか。
- まずは行動のきっかけを与えましょう。たとえば、以下のようなことです。
- ミーティングの初めに、「積極的に発言してほしい」と出席者に言う
- 他の出席者の発言を褒めたり傾聴したりする
- 対象者に「君の意見は?」と水を向ける
- ここでの2は、他の出席者の発言を強化しているわけですが、それを対象者に見せることで、発言すればこういう良いことがあるのだと知らせ、それにより対象者の行動を促そうとしています。
- また3は、言語的指示で、行動を促しています。
- 多くの場合、このように促されれば、たいていの人は何か言うでしょう。
- そうしたら、その行動を強化するのです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.130~p.131
【引用おわり】
ミーティングにおいて発言を促すきっかけを与える必要がある。ミーティングが活発になるように、あらかじめ質問や意見を求めるのである。また、「いい質問だねえ」などと褒めたりするのである。そうしたことに促されて、発言も増えてくる。もちろん、発見の少ない出席者には、意見を求めたりするのも必要である。その意見についてすかさず強化するのである。
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