部下が上司から、挨拶したら仕事のことを根掘り葉掘り聞かれる。それが部下にとってはとってもうっとうしい。こうなると、部下の挨拶することが弱化されかねない。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第347回目となる。
【引用はじめ】
- 「上司に挨拶すると、仕事についてあれこれ突っ込んで聞かれるので面倒だ」という話もありました。
- 上司にしてみれば心配だから聞くということなのですが、たしかに挨拶をしたら「あの件はどうなっているのだ?」と追及されては、本人としては藪をつついて蛇を出してしまったような気持ちになるでしょう。
- これは弱化です。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.114
【引用おわり】
上司にとっては、気になることだからとあまり相手の思いをおもんぱかることなく、部下に仕事の進み具合などを問いただす。それに対して、部下はなかなか思うように進まない仕事のことを聞かれることはあまり気が進まない。上司に挨拶したり、出会うことさえ避けようとしてしまう。これでは、いい関係が築けない。
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