挨拶しても声が小さく、目を伏せがちな部下に対して、上司はどのようにあたったらいいか。上司自らの行動は、部下の行動にも大きく影響する。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第360回目となる。
【引用はじめ】
- 目を伏せがちである問題に対する改善策を考えましょう。
- 行動変革フレームワークに基づき、まずは行動のきっかけとなる刺激を使う。たとえば、以下のとおり。
- 朝礼などで「下を向かず、目線を上げて働こう」と職場の人びとに呼びかける
- 目線を上げて働いている人を見つけたら、対象者が見聞きできるところで褒める
- 上司自身がいつも、うつむかず目線を上げているように努める
- 2については、目線を上げることが、「きちんとやって当たり前なのだから、やっている人を褒めることなど必要なし」と思ってはいけません。
- 目線を上げて働いている人には「気合が入っていいね」などと言う。
- そうやって職場の雰囲気をつくってゆくのが、職場の長の責任の一つです。
- 自らが手本を示すことも極めて重要です。
- 上司の意識と行動は職場に伝染する。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.127~p.128
【引用おわり】
職場の雰囲気を明るいものにし、働きやすくするのも上司の役目である。部下に対しては、適切な言葉がけをし、上司自らより良い手本を示すなどすることが大切である。元気な行動に対しては、積極的な強化をすることで、部下を励ますことである。
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