上司などに対して、ある部下が目を伏せて上司などと視線を合わせようとしない。どうしてだろうか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第351回目となる。
【引用はじめ】
- 部下が職場において上司に対して、目を伏せがちであることを分析しょう。
- 目を伏せれば、人と目が合いません。
- そして、話しかけられる機会も少なくなる。
- 普通は、人から見られるとか話しかけられるといったことは心地よさを感じさせられると考えがちだが、この部下にとってはむしろ苦痛である。
- だから、人と目が合わせず話しかけられないように、目を伏せるという行動が強化されている。
- 裏返して言えば、「目を伏せずに目線を上げる」という行動が弱化されているのだ。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.117
【引用おわり】
この部下は、上司などから話しかけられたくない。仕事のことで追及されたくない。それで目を合わせないよう目を伏せている。目を伏せていれば、話しかけられることも少ないことが強化されている。目を上げなければ話しかけられないことが弱化されているということだ。
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