覇気がなくて、何でも消極的な社員をどうすれば変えられるか。日々の目標が達成できるようにするのだ。日々の達成度を報告するルールを導入するのである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第374回目となる。
【引用はじめ】
- 社員が仕事に打ち込むようにするために、次のことを導入しましょう。
- 全員が毎日の目標を立てることを職場のルールとする
- 毎日、夕方に進捗報告をさせる
- その日の目標が達成できた人には帰るよう上司から言う
- 以上のようなことを続けてゆけば、覇気がないと思われていた人も、しっかりした挨拶をし、目線を上げて働き、ミーティングなどでも自分の意見を言い、毎日を全速力で働くようになるでしょう。
- そうなったときには、誰もその人のことを「覇気がない」などと言わなくなるのではないでしょうか。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.137
【引用おわり】
挨拶もしっかりできず、目線を上げることもなく、ミーティングでも発言がない、そして仕事ぶりもゆっくりだ。そうした覇気のない社員に、日々の進捗報告をさせるようにする。そして、達成できていれば時間どおり帰宅できるようにする。こうした手立てによって、覇気のない社員から、覇気のある社員に変えるのである。
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