「物事を悲観的に見る」とか「会議でネガティブな発言をする」というのは、行動的に解釈するとどうなるか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第419回目となる。
【引用はじめ】
- ある管理職の問題は次のとおりです。
- 物事を悲観的に見る
- 目標を低く抑える
- 会議でネガティブな発言をする
- 部下へのリーダーシップがない
- 部下とのコミュニケーション能力が低い
- 部下の仕事を支援しない
- 部長との折り合いが悪い
- このうち、1と3の問題を行動的に解釈しましょう。
- 1の「物事を悲観的に見る」というのは、「物事について悲観的な発言をする」と再定義しましょう。
- 組織に悪い影響を与えているのは、悲観的な見方というより悲観的な発言だからです。
- 3の「会議でネガティブな発言をする」というのは、1と同じことと考えてよいでしょう。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.170~p.171
【引用おわり】
管理職の立場で、物事を否定的にとらえることは、組織にとって良くない。後ろ向きにとらえると、積極的な取り組みが大幅に減少し、守勢な活動になってしまう。新しい発想も生まれにくく、発展も期待できにくい。会社の発展を妨げる結果にもなってしまう。
0 件のコメント:
コメントを投稿