「協力トークン」というものを使って、社員同士の協力を促す方策を考えた。小さなカードに感謝の言葉を書き添えて、相手に渡す試みである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第409回目となる。
【引用はじめ】
- お互いがもっと協力し合いながら働くようにするための方策を考えましょう。
- 協力し合わないのは、自らの仕事が弱化されたり、消去されるからです。
- これを、どうすれば解決できるでしょう?
- ここでは、一石三鳥の効果を狙える工夫として、「協力トークン」というものを考えました。
- 協力トークンとは、具体的には小さなカードです。
- 券面には、「協力してくれて、ありがとう」の文字と、協力者の名前、きょうの日付が書かれます。
- 仕事を手伝ってもらった人から、手伝ってあげた人へと渡します。
- みんなで協力して一つのことに取り組んだときには、お互いにこれを交換することもできます。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.163~p.164
【引用おわり】
協力してくれたことに対して、ただ単に言葉だけでなく、小さなカードにしたためた「協力トークン」で感謝の意を明確に表すのである。渡された相手も、そんなに喜んでくれているのかと強く感じる。互いに良好な関係も築けることにもなるだろう。何気ない試みであるが、続けていけばいい影響が出てくるに違いない。
0 件のコメント:
コメントを投稿