目標を低くして仕事に取り組もうとする管理職がいる。なぜ、目標を低く抑えて満足するのだろうか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第425回目となる。
【引用はじめ】
- ある管理職は、目標を低く抑えるのはどうしてでしょう。
- 低い目標を立てれば、結果的に目標達成率が高く出ます。
- ですから、低い目標を立てると、その瞬間に高い達成率への期待が持てるわけです。
- また、目標達成できないで終わる確率も低くなりますから、低い目標立てた直後には、目標未達で責められる不安感が減るわけです。
- どうも、この人は責められることに非常な恐れと不快感を持っているようです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.175
【引用おわり】
目標を低くしておけば、確実に達成できる。そんなに多くの努力もしなくても達成できる。それで十分との思いもあるのだろう。もう少しがんばれば、もっと高い目標のものも達成できるのだが。もし、達成できなければといった不安が大きいと思われる。
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