アイデアが社内で積極的に提案されるようにするため、報奨制度をつくっているところもある。効果的に運用されれば、社内提案も活発化することが期待できる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第407回目となる。
【引用はじめ】
- 会社の制度として、提案への報奨制度をつくってもよいかもしれません。
- アイデアが採用されたら、何らかのご褒美がもらえるようにするのです。
- ご褒美は、金銭的なものとは限りません。
- お食事券や旅行券などのクーポンでもよいでしょうし、小さなトロフィーなどでもよいかもしれません。
- この場合、提案するという行動の直後に得られるのは、報奨の可能性という期待感です。
- 「提案されたら✕✕がもらえる」というルールが、行動を強化します。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.162
【引用おわり】
社内における報奨制度で、アイデアの提案が強化されるようにするのだ。会社に利益をもたらすアイデアであれば、提案者にご褒美が与えられる。提案した社員の行動を強化するばかりでなく、それを見ている社員たちにもアイデアを提案しようとする意欲が高まるという効果もある。そうした好循環が社内にもたらされることも期待できる。
0 件のコメント:
コメントを投稿