2023年5月3日水曜日

提案して良かったと思えるようにする

 提案したことが、取り上げてもらえるとすごく嬉しい。そうなれば、次も新しい提案してみようとなる。社員などにそういう積極的な提案行動が続くようにしたい。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第406回目となる。

【引用はじめ】

  • 提案を生かすには、即決することです。
  • また、提案者に充足感を感じさせる対応もあります。
  • 提案があったら、その検討するためのアクションプランをその場でつくるのです。
  • 提案の可否を決めるために、何を調べたらよいか、提案の完成度を高めるために、誰と話したらよいか。
  • そういったことのスケジュールを、即座にプランしてしまうのです。
  • そうすれば、会社としての本気度が提案者にも伝わります。
  • 会社がそこまですると約束することは、とりもなおさず提案が評価されたことですから、提案者は「提案して良かった」と思うことでしょう。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.161~p.162

【引用おわり】

 提案がそのとおり取り上げられれば、いいのだが、そう簡単にはいかないこともある。特に時間や経費のかかる難しいプロジェクトとなるとなおさらだ。そうした場合は、アクションプランを作成して、それに向けた取り組みができるようにしてみる。その取り組みにも、提案者本人も参加させるとなおいい。提案者本人は積極的に新たなアイデアをいくつも考案してくれるに違いない。

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