社内において、社員同士が互いに協力し合わないという状況がある。どうしてか。協力することが弱化されたり、消去されたりしているからである。具体的にはどんな状況になっているか。それを明らかにすることが大事だ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第408回目となる。
【引用はじめ】
- お互いが協力しないのは次のような問題があるからだ。
- 協力すると、自分の仕事(残業)が増える(弱化)
- 協力すると、自分の目標が達成できなくなる(弱化)
- 協力しても、会社には認められない(消去)
- これを逆にお互いが協力し合いながら働くようにするにはどうするか。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.163
【引用おわり】
相手に合わせて協力すると、自らが不利益をこうむることになる。それは、仕事が増え、目標が達成できなくなってしまう。こうなれば、社内の評価も下がってしまう。これが続くと、社内はギスギスした雰囲気になってしまう。自分のことばかり考えて、社員同士の関係も冷たくなってくる。これでいいわけがない。仕事内容だって効率性が高まることを期待できない。仕事の質量ともに低迷しがちだ。
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