個人の業績だけで評価するのでなく、相手に協力したことも評価できる方策を導入することの意義は大きい。それも明確に分かるような「協力トークン」を活用したことである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第411回目となる。
【引用はじめ】
- お互いがもっと協力し合いながら働くようにするための方策「協力トークン」というものを導入するようにしました。
- 従来の目標管理制度では個人の業務だけを目標に掲げました。
- 新たに組織貢献の指標として、協力トークンの枚数を目標に掲げさせるのです。
- こうすれば、他者への協力が自分の評価にもつながるので、みんな一生懸命に協力しようとします。
- また、この方法は、チームワークとか組織貢献といった重要でありながら定量的に評価しにくかったものを、トークン枚数という数値で定量的に評価できるようにするという効果も持っています。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.164
【引用おわり】
「協力トークン」によって、どのぐらい協力したかを客観的に把握することができるようになった。この意義は大きい。協力した回数が数字で評価できるようになったからである。一見、なんだかわざとらしい方法かもしれないが、慣れれば「協力トークン」も大きな効果を発揮することが分かるはずである。
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