日頃から課長に対して、部下は不満があった。それで、課長から褒められたりしたら、ついつい皮肉ぽい言い方をして、うっぷん晴らしをした。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第431回目となる。
【引用はじめ】
- ある課長が、部下を褒めないという理由には、次のようなこともあげられました。
- 「褒めてみたら、『自分がやるしかないでしょう』と、課長である自分の頼りなさを皮肉られた」
- なぜ素直に喜ばず皮肉を言ったりするのかと部下に問うと、その答えは「日頃から、うっぷんがたまっていて、こういうときについ出てしまう」というものでした。
- 要するに、皮肉を言えば課長に対する日頃のうっぷんが晴れるということなのですが、普段のときに言っても叱られるので、こういうタイミングで言えば、叱られずに済むということでした。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.178~p.179
【引用おわり】
部下も素直な態度で、課長の褒め言葉を受け入れられない。常日頃から課長に対しては、反発心を持っていて、何かの機会をとらえて皮肉の一つも言ってしまう。課長と部下の関係が良くないため、褒められたといった予想外のことに皮肉で返すなどになってしまう。
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