課題分析する場合、死人テストに引っかからないようにすることが第一の関門である。さらに、具体性テストにも引っかからないようにし、行動として表現することである。その内容について、島宗リーダー本による第68回目の引用である。
【引用はじめ】
「優しく接する」や「専門的な知識がある」は具体性テストとしては誤答です。
前者はもっと具体的な行動として書き下す必要があります。
後者は知識があるだけで仕事に発揮していなかったり、部下にそれを伝えないのならおそらく理想の上司とは評価されません。"状態"ではなく、"行動"として書き直しましょう。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.44 )
【引用おわり】
「優しく接する」と言われても、「優しく」とはどんな行動が優しいのか分かりにくい。「○○さんと声をかける」などと具体的に表す。
「専門的な知識がある」といった状態だけでなく、「部下に適切なアドバイスをする」と行動として言い表すのである。
こうすることで、上司が部下に対して、何をどのようにすべきかがクリアになり、あいまいさが減って、行動のモチベーションも上がる。
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