2023年12月15日金曜日

島宗リーダー本81「過去の行動が負の遺産になっていないか」

 今までのやり方でうまくいかなくなった。そうしたら別のやり方を試みる必要がある。それがなかなかできず、今までのやり方を続けたままでいる弊害は大きい。そうした内容について、島宗リーダー本による第81回目の引用である。

【引用はじめ】

 勤勉さは日本の宝です。リーダーシップにとっては、これが思わぬ弊害になることもあります。これまでやってきたことを、これまでやってきたからという理由だけで一生懸命続けていたり、上司に言われたことや会社の決まりを、そうだからというだけで続けていたり――。

 こうした働き方が成果を生んでいるうちは問題ないかもしれませんし、実際、高度成長期にはうまくいっていたのでしょう。

 しかし、消費者の価値が多様化し、移り変わりも速くなり、グローバリゼーションによって世界各地の多様な社会や文化に対応することが求められるようになった現代では、過去にはうまくいっていた行動が負の遺産になり、今では逆にコストとして残っている可能性があるのです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.49~p.50 )

【引用おわり】

 今の時代は変化が激しい。今までどおりでは、いろんな障害に見舞われる。そのままでいれば、確実にジリ貧に陥る。取り返しつかない困った状況になってしまっては遅い。早めの新たな取り組みを行う必要がある。その判断はリーダーに求められる。 

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