成果を生みだせる行動でなければ、行動そのものが大きなコストとなり、さまざまな機会損失も生じかねない。そうならないためにも、業績につながる行動を吟味することである。そうした内容について、島宗リーダー本による第80回目の引用である。
【引用はじめ】
行動するということは投資するということです。投資に見合うリターンがなければ、またコストを超えるプロフィットがなければ、マネジメントとしての収益は赤字に転落してしまいます。
機会損失も生じます。ある行動をしているときに、(例:会議に出席している)、他の行動ができなくて(例:顧客と商談する)、受注する機会を逃しているのなら、機会損失が生じていることになります。
つまり、V(業績)=B(行動)と言っても、何がなんでも行動を増やせばいいということではないのです。部下の様々な行動(B1, B2, B3, B4, B5……)から成果を生みだす行動を絞り込むことも、リーダーの重要な役割なのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.49 )
【引用おわり】
業績向上に向けた行動とは何かを常に追求してゆくことが大事だ。業績向上につながる個々の行動を一つずつ明らかにすることである。リーダーは、部下への指導において業績向上に直結する行動を促せるようにすることだ。
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