2023年12月7日木曜日

島宗リーダー本73「死人テストをパスできるか」

 行動分析学では、行動の定義を「死人ができないことすべて」である。「死人テスト」がパスできない行動とはどんなものか。その内容について、島宗リーダー本による第73回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下にして欲しいことや欲しくないことが、行動として定義できているかどうかを確認するのが「死人テスト」です。死人テストをパスできない場合は、まずは行動の「する/しない」をひっくり返せないかどうかを考えてみましょう。

 たとえば、「報告書を期限までに提出しない」は行動ではありません。死人は期限までどころか、いつまでたっても提出しないからです。

 そこで、「する/しない」をひっくり返してみると、「報告書を期限までに提出する」となり、死人テストをパスできます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.45~p.46 )

【引用おわり】

 「~しない」というのは、「死人テスト」にパスしない。それは、行動と言えないのである。「死人テスト」をパスするように、「~しない」を「~する」とひっくり返して表現するようにするのである。そうすれば、行動ということになるのだ。 

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