忙しそうにしていたり、遅くまで残っている人が評価されるみたいな社風は、問題である。そうした内容について、島宗リーダー本による第82回目の引用である。
【引用はじめ】
勤勉さは日本の宝です。リーダーシップにとっては、これが思わぬ弊害になることもあります。
消費者の価値が多様化し、移り変わりも速くなり、グローバリゼーションによって世界各地の多様な社会や文化に対応することが求められるようになった現代では、過去にはうまくいっていた行動が負の遺産になり、今では逆にコストとして残っている可能性があるのです。
その一つに、忙しそうにしている人ほど評価されるという雰囲気や社風があります。それは「行動の罠」と呼ばれるものです。たとえば、仕事を早く終えて、まだ上司や同僚が残ってるのに帰宅することに後ろめたさを感じるようであれば、この罠にはまっている可能性が高いと言えます。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.49~p.50 )
【引用おわり】
効率よく働いているわけでもないのに、忙しくしている。そして、遅くまで残っている。こうした行動はコストと言っていい。見せかけの仕事ぶりである。やっているふりをしていると言われかねない。「行動の罠」にはまっている。
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