行動と言っても、その状況に応じた適切な行動が求められる。コストになり過ぎているとか、機会損失が生じているなど、主客転倒していることがあれば問題である。そうした内容について、島宗リーダー本による第79回目の引用である。
【引用はじめ】
行動そのものはあくまでコストです。たとえば、売上を上げるために、営業会議をどれだけたくさん開いても、どれだけ詳細にPOSデータを分析しても、こうした行動はすべてコストです。
行動するということは投資するということです。投資に見合うリターンがなければ、またコストを超えるプロフィットがなければ、マネジメントとしての収益は赤字に転落してしまいます。
機会損失も生じます。ある行動をしているときに、(例:会議に出席している)、他の行動ができなくて(例:顧客と商談する)、受注する機会を逃しているのなら、機会損失が生じていることになります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.49 )
【引用おわり】
組織を円滑に運営するためには、どんな行動を選ぶか吟味しなければならない。行動するにしても、コストとなるものだから、目的に沿った合理的なものでなければならない。一つの行動をするにしても、必ず機会損失が生ずることを考慮する必要がある。
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