研修を受けてきた。職場に戻ってきて、意気揚々と研修で学んできたことを職務に生かそうとする。しかし、思い通りにはいかない。自分ばかりが浮いている感じがする。研修内容と現場が求めるものには違いがあって、それをどう調整すればいいのかわからない。そうした内容について、島宗リーダー本による第84回目の引用である。
【引用はじめ】
研修の罠にも注意すべきです。新しいことを学ぶ姿勢は大切ですが、学んだことが仕事に活かされなければ、研修にかけた時間や労力はコストのままで回収されず、行動の不良債権となります。
年度計画の達成や、予算の消化だけのために企画・開催されている研修がないかどうかを見直すことで、また、成果に直につながる研修を行うことで、無駄な行動コストを削減できるかもしれません。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.50~p.51 )
【引用おわり】
研修で学んできたことは、貴重である。その中の一つでもいいから実際の職場において活かせるようにしたい。それが簡単でない。研修を受けたから、すぐに行動が変わるわけでない。研修に頼り過ぎても、そうそううまくいくわけでない。研修もコストとなることを認識する必要がある。
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