2023年12月19日火曜日

島宗リーダー本85「マイクロマネジメントの罠」

  私たちの職場には、いろんなコストがあり問題を生じさせるものがある。「行動の罠」「研修の罠」などに陥り、多くの負担を強いる場合がある。さらに、あまりにも細かすぎることにこだわって迷路に迷い込んでリスクを抱え込むこともある。そうした内容について、島宗リーダー本による第85回目の引用である。

【引用はじめ】

 リーダーとして注意すべきなのがマイクロマネジメントの罠です。マイクロマネジメントとは、仕事の進め方について、微に入り細に入り、部下に指示し、監視し、指導することです。

 手取り足取りの丁寧な指導は、部下がその行動がまだできないときだけに留め、できるようになったら終了すべきです。いつまでたっても独りでできるようにならないというのなら、部下の指導法を見直すべきです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.51 )

【引用おわり】

 リーダーによる部下に対する指示のし過ぎは、部下を委縮させ、指示待ちに陥りやすくする。いちいち部下の問題を指摘するので、部下は指示がないと、自らの判断で行動できなくなってしまう。これでは、部下は育たない。リーダーは部下に任せることも必要である。任せられないというのは、細かなことにこだわり、多少の問題に目をつぶることができない「マイクロマネジメントの罠」に陥っているからである。

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