中田さんが「部下に話しかける」ときの状況を、ABC分析するとどうなるか。先行事象、標的行動、後続事象と並べて記述するとわかりやすい。そうした内容について、島宗リーダー本による第95回目の引用である。
【引用はじめ】
中田さんにとっての「部下に話しかける」という標的行動を、ABC分析すると次のとおりである。
先行事象(A) 「部下からの情報が必要なときに」「中田さんのオフィスで」「会議中に」
標的行動(B) 「部下に話しかける」
後続事象(C) 「部下の仕事が中断しない」(ー) 「部下が戸惑った表情をしない」(ー) 「他の部下がざわつかない」(ー) 「部下から情報が得られる」 (↑)
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.58 )
【引用おわり】
「部下に話しかける」という標的行動の直後の「後続事象」では、どのような状況が生ずるかを明らかにするのである。そうすると、将来において標的行動の「部下に話しかける」ことが増えるのは「部下から情報が得られる」ことだということがわかる。
0 件のコメント:
コメントを投稿