2023年12月12日火曜日

島宗リーダー本78「コストに見合う行動を」

 行動するといってもいいことばかりでない。負担になってしまうことだってある。行動によって、負担が軽減され、業績や収益などに寄与するものでなければならない。そうした内容について、島宗リーダー本による第78回目の引用である。

【引用はじめ】

 ポジティブな行動マネジメントや行動分析学のフレームワークに慣れてくると、だんだんと行動そのものが見えるようになってきます。そして、そうして見えてきたいくつかの行動から、成果を生みだし、業績に最も影響のありそうな標的行動を選ぶのが焦点化です。

 ただし、行動そのものはあくまでコストであることに注意しましょう。たとえば、売上を上げるために、営業会議をどれだけたくさん開いても、どれだけ詳細にPOSデータを分析しても、こうした行動はすべてコストです。

 行動するということは投資するということです。投資に見合うリターンがなければ、またコストを超えるプロフィットがなければ、マネジメントとしての収益は赤字に転落してしまいます。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.48~p.49 )

【引用おわり】

 行動することだってある種のコストである。このコストを上回るものにすべく行動でなければならない。 その行動が組織においては、業績向上になっているか、収益を上げるものになっているかを常に問わなければならない。焦点化された具体的な行動が、組織活性化を促すものにしなければならない。

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