やるべきことすべきことわかっている。実際、やればできる。でも、続かない。なぜ、そうなるのか。やるべきことをやって、それを続ける随伴性が不十分だからだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第109 回目の引用である。
【引用はじめ】
やらなければならないのにできない。続けないと意味がないのに続けられない。
継続が困難な原因の一つは、行動に影響しない随伴性にあります。
中田さんは自分のためにも、部下のためにも、会社のためにも、部下ともっと話をしないとならないとわかっていました。そうすれば業績も上がるし、部下も育つし、自分の評価も上がるからです。
このような随伴性は元々存在していたのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.65 )
【引用おわり】
中田さんは、部下と話をして情報の共有化を図るべきだと常日ごろから思っている。しかし、気軽に話すことには抵抗がある。中田さんが部下と話をしていると、他の部下が何事が起ったかと注目されてしまう随伴性が働くからである。部下と話すことが嫌子にならない随伴性が必要である。まずは、短時間に一言二言で話が終わるくらいに、中田さんが部下に話しかけることから始めるといいかもしれない。
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