指示されないと、仕事をしない。そのような部下がいるとしたら、上司の指示に問題がある。指示だけやっていれば、部下にとっては、なんとかなるという随伴性があるからである。そうした内容について、島宗リーダー本による第123 回目の引用である。
【引用はじめ】
若者の自主性の低さを嘆き、"指示待ち"と責め、個人攻撃の罠にどっぷりとはまっている方はいませんか?
そのような職場やチームでは、指示や命令が嫌子として機能するようになります。
そして、上司の指示に従う行動は、それ以上指示されたり、文句を言われないようにすることだけで強化されるようになります。
指示があるときだけ仕事をして、それ以外は自分から進んで仕事をしなくなります。まさに"指示待ち"です。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.70 )
【引用おわり】
部下が"指示待ち"になっているのは、職場がそうした随伴性にあるからである。指示どおりの仕事を早く終えることができても、もっと仕事があると別の仕事をさせられる。仕事したことにもっとこうしろとクレームをつけられる。こんなことが続けば、自ら進んで仕事をすることもなくなるのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿