中田さんは"人見知り"で、部下のところまで行って声をかけることが苦手である。なぜそうか。弱化の随伴性がいくつもあるからだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第102回目の引用である。
【引用はじめ】
部下の席で話しかける行動のABC分析は、中田さんの行動を強化する随伴性は、「部下から情報を得られる」の一つだけです。「部下の仕事が中断する」「部下が戸惑った表情をする」「他の部下がざわつく」のはすべて弱化です。「部下に話しかける」という標的行動があまり実行されなかったのはそのためだったと言えます。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.60~p.61 )
【引用おわり】
中田さんにとって、「部下に話しかける」という標的行動が強化されるようにしたい。それには、どうしたらいいか。「部下に話しかける」行動の直後に好子が出現するとか、嫌子が消失するようなABC分析が必要である。
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