2024年1月18日木曜日

島宗リーダー本115「継続の幻想」

 やらなければならない行動があったとしても、やれないし、それが長続きしない。こうしたことが起きるのはなぜか。どんな条件があるからだろうか。そうした内容について、島宗リーダー本による第115 回目の引用である。

【引用はじめ】

 後続事象が行動に影響するためには、以下に挙げる四つの条件が満たされなければならないのです。

  1. 即時性
  2. 言語化
  3. 「塵も積もれば山となる型」への対策
  4. 「天災は忘れた頃にやってくる型」への対策

 塵も積もれば山となる型の随伴性も、天災は忘れた頃にやってくる型の随伴性も、行動すべき理由ははっきりしています。

 わかっているのにできない状態になりがちで、これが継続の幻想の正体です。

 そして、それだけに個人攻撃の罠がはびこりやすくなります。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.66~p.67 )

【引用おわり】

 行動してその後続事象が効果がないと、行動は増えない。「塵も積もれば山となる」といった累積した結果が、行動を達成するとなるとうまくいかない。また、「天災は忘れた頃にやってくる」といったごくまれにしかうまくいかないなどであれば、標的行動に結びつくことは難しい。 

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