やらなければならない行動があったとしても、やれないし、それが長続きしない。こうしたことが起きるのはなぜか。どんな条件があるからだろうか。そうした内容について、島宗リーダー本による第115 回目の引用である。
【引用はじめ】
後続事象が行動に影響するためには、以下に挙げる四つの条件が満たされなければならないのです。
- 即時性
- 言語化
- 「塵も積もれば山となる型」への対策
- 「天災は忘れた頃にやってくる型」への対策
塵も積もれば山となる型の随伴性も、天災は忘れた頃にやってくる型の随伴性も、行動すべき理由ははっきりしています。
わかっているのにできない状態になりがちで、これが継続の幻想の正体です。
そして、それだけに個人攻撃の罠がはびこりやすくなります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.66~p.67 )
【引用おわり】
行動してその後続事象が効果がないと、行動は増えない。「塵も積もれば山となる」といった累積した結果が、行動を達成するとなるとうまくいかない。また、「天災は忘れた頃にやってくる」といったごくまれにしかうまくいかないなどであれば、標的行動に結びつくことは難しい。
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