上司から部下は仕事のことで叱られる。そうすると、部下はどのような行動をするようになるか。仕事のことで叱られないように行動することになる。その随伴性はどのようなものか。そうした内容について、島宗リーダー本による第127回目の引用である。
【引用はじめ】
上司に叱られた部下が、それ以上叱られないために仕事をしたり、上司から批判されないように仕事をする行動は、嫌子消失の随伴性(逃避)や、嫌子出現を阻止する随伴性(回避)で強化されています。
こうした随伴性は負の強化と呼ばれます。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.71 )
【引用おわり】
部下は仕事がうまくいかず、上司から叱られる。その結果、上司から認められるよう部下はしっかり仕事をするようになる。仕事を失敗しないよう部下は努力する。これが負の強化と言われる随伴性である。仕事した結果、叱られないという嫌子が消失する随伴性である。また、仕事した結果、叱られる嫌子が出現することを阻止する随伴性である。
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