中田さんはどうも部下に話しかけようとしない。どうしてか。それは人見知りの性格だからだと思われているせいだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第104回目の引用である。
【引用はじめ】
個人攻撃の罠にはまっていると…
- なぜ、中田さんは部下に話しかけないのか?→人見知りだから。
- 中田さんが話しかけるにはどうすればいいのか?→性格だから、どうしようもない。
中田さんを個人攻撃してしまう
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.62 )
【引用おわり】
私たちは、何か問題があるとあの人はああいう性格だと思いがちである。それで性格を直さないとだめだと決めつける傾向がある。性格となると、持って生まれたものだから、変えようがないと諦めてしまう。こうしたことを「個人攻撃の罠」と呼ぶ。こうした個人攻撃にならないようにするにはどうするか。人見知りなどと性格で決めつけるのでなく、行動と行動の直後の関係を変化させる随伴性といった視点を導入することが大事である。
0 件のコメント:
コメントを投稿