行動分析学の基本的な原理は4つの随伴性によって制御されている。その中の一つである「好子出現による強化随伴性」とはどういうものか。そうした内容について、島宗リーダー本による第99回目の引用である。
【引用はじめ】
「部下に話しかけることが苦手」で"人見知り"だと思い込んでいる、中田さんの例を行動分析すると次のようになります。
部下に質問し、部下から答えが返ってくれば、またその部下に質問するようになるでしょうから、部下からの情報は好子であると考えられます。
部下に話しかけると(B)、情報が出現する(C)ので、これは好子出現による強化の随伴性です。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.60 )
【引用おわり】
中田さんが「部下に話しかける」と、部下から「情報が得られる」。そうなれば、将来も「部下に話しかける」行動が増える。こうした行動が繰り返すことになる。「情報が得られる」という好子が出現する。強化の随伴性である。
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