行動を強力に強化する随伴性の一つとして、「十分な量」の後続事象があればいい。例えば、「あのケーキ屋はおいしいよ」と聞いて、そのケーキ屋から購入したケーキがとてもおいしかった。そうなれば、そのケーキ屋に繰り返し行くようになる。そうした内容について、島宗リーダー本による第119 回目の引用である。
【引用はじめ】
継続の困難さも、原因がわかれば恐れるに値しません。行動を強化するのに非力な随伴性には頼らず、行動を確実に強化する随伴性で補完すればいいからです。行動を確実に強化する随伴性は、継続を困難にする随伴性の逆手をとった公式を用いて導き出します。それが以下に示す公式の一覧です。
効果のある随伴性
- 即時性の公式
- 言語化の公式
- 十分な量の公式
- 高確率の公式
3番目の「十分な量の公式」というのは、次のようなことです。
後続事象は行動の実行ごとに十分な量を発生させる。(塵も積もれば山となる型への対策)
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.68 )
【引用おわり】
「あのケーキ屋はおいしい」という強力な随伴性があれば、ケーキ屋に行くという行動は繰り返す。後続事象が「十分な量」のある随伴性だからである。
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