部下の行動に対して、上司が怒ったり、無視したりすると、その行動は抑制されたりする。部下の行動は弱化されたり、消去されたりするのである。そうした内容について、島宗リーダー本による第126回目の引用である。
【引用はじめ】
上司が部下の行動とは無関係に、取引先とのトラブルやプロジェクトの進捗の遅れのせいで感情的になり、部下に八つ当たりするチームでは、部下の行動はさらに抑制されます。
上司の機嫌を損ねるかもしれない行動(上司に異論をとなえる、リスクのある提案をするなど)は弱化され、上司の機嫌をとるような行動(一緒になって取引先の悪口を言うなど)は強化されます。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.71 )
【引用おわり】
部下は上司の行動がどうなるかをうかがっているところがある。自らの行動は上司の望みにかなっているかどうか。部下の行動が上司の望みにかなっていなければ、今までの行動を変えてゆくのである。
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