シェイピングがうまくいくようにするためには、それなりに留意すべきことがある。易しすぎず、難しすぎずということである。行動する意欲を妨げないようすることだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第159回目の引用である。
【引用はじめ】
シェイピングとは、標的行動に近い行動に関して、徐々に難易度を高めていき、最終的に標的行動ができるようにしていく方法です。
シェイピングは数多くの研究から効果が実証されている方法です。標的行動やステップの分け方、ステップ修了の基準などは、それぞれ事例にあわせてカスタマイズします。
ステップを小さくしすぎると学び手が飽きてしまいますし、大きくしすぎるとOKが出ず、練習する行動そのものが消去されてしまいます。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.89 )
【引用おわり】
シェイピングにとって大事なことは、今の時点において適切なステップになっているかどうかということである。前のステップよりどの程度難しくなっているか。そのステップが難しくて失敗が続くようでは適切なステップとはいえない。1ステップごと、確実に成功が続くようにすることだ。
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